環境省から出ているレッドデータブックには各分類ごとに爬虫類・両生類、哺乳類、汽水・淡水魚類、鳥類、昆虫類、甲殻類等、クモ形類・多足類等、植物I、植物II版の計9巻のレッドデータブックが刊行されています。その本のタイトルからもわかるように日本の絶滅のおそれのあるレッドリストを基に日本の絶滅・絶滅の恐れのある野性生物についてその生息状況を知ることができる唯一の基礎資料なのです。レッドデータブックの歴史は1991年に初めてレッドデータブックが取りまとめられ、その後、情報の集積、野生生物の状況の変化、世界基準との整合等を考え、動植物全体にわたって見直しがおこなわれ、2000年にレッドリストの改訂が完了し、まず「2000爬虫・両生類レッドデータブック」が刊行されました。
現在では、環境省から発刊されているものとは別に、各県で独自に調査しまとめられたレッドデータブックが刊行されています。
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