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掲載リスト |
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標本てなんですか? |
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標本にはさまざまな形のものがあります。たとえば動物の標本では博物館などに展示されている本剥製、研究用に使用される仮剥製、そのはか骨格標本、毛皮標本、羽標本、巣標本、卵標本等です。そのほか魚の標本ではアルコール液に沈めた液浸標本等がよく知られています。また最近ではDNA情報の分析のために生物の一部を標本として保存され生物の多様性や固有種の歴史解読のため遺伝子のモニタリングもなされようとしています。こうした標本は、いつどこにどんな生き物が生息していたのかという最も確実な記録となります。それぞれの地域に、どのような生き物が生息しているのかを把握し記録するためには標本は重要な資料になるのです。また、将来にわたって新たな発見が期待される研究素材であるばかりでなく、研究の結果得られた論理・結論を保証する物的証拠でもあるのです。このように標本は私たちが大切にしていけなければならないかけがいのない知的財産であり守り続けなけなければいけないのです。 |

国立科学博物館の魚の標本収蔵庫には国内外を問わず多くの希少な
標本が収蔵されています。 |
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アルコール液にいれられた
リュウキュウアユの標本
国立科学博物館 収蔵
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本剥製
ニホンオオカミ
国立科学博物館収蔵 |
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