国内では北海道、本州、九州に分布し、おもに採草地や農地、河川堤防などの人為的に管理されてきた半自然草原に生息していたが、人為的な管理の放棄や農地環境の変化、各種開発、河川改修などによって減少した。
分布域は各地で減少しており、近年、確実に記録されているのは北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、神奈川、山梨、長野、岐阜、静岡、熊本、大分、宮崎の16道県である。生息地は、北海道、青森、岩手、長野の4道県では、まだ比較的多く残っているが、その他の県では非常に少なくなっている。上記以外の都県では近年記録されておらず、絶滅かそれに近い状況となっている。