全長は約120cm。雌雄同色。頭頂は赤色で裸出し、後頭と前頭、目先から喉にかけては黒色。目の後ろから後頸は白色。風切羽は黒く、その他の体は灰褐色。嘴は黄褐色。脚は黒色。
種クロヅルはユーラシア大陸に広く繁殖分布し、北アフリカ、インド、東南アジア、中国南東部で越冬する。2亜種に分けられ、日本へは本亜種が渡来し、北海道、本州、四国の各地に迷行記録があるが、定期的に越冬するのは鹿児島県出水地方のみである。出水での越冬数は1960年以来ほぼ毎年1〜8羽である。またナベヅル(Grus
monacha)との雑種も確認されている