クチマガリスナガイ
本種は石灰岩地にのみ生息し、湿った石灰岩の表面に付着していることが多い。国内では、新潟県から九州までの石灰岩地に広く分布するが、分布域は不連続で産地は局限される。石灰岩の採掘によって生息環境が悪化、減少している。貝殻は小さく、殻高約2.5mmで円錐形。殻口は成貝になると前方に突出し、殻口内にはきわめて多くの歯がある。