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哺乳類 準絶滅危惧 
(NT)

ホンドオコジョ
 



ヤマネ
ホンドオコジョ
フタユビナマケモノ
ノドジロミツユビナマケモノ



ネコ目 イタチ科
ホンドオコジョ 学名 Mustela erminea nippon Cabrera, 1913
採取地 埼玉県 
採取年月日 1999年12月  サイズ 全長 220mm (参考)  
埼玉県立自然の博物館 収蔵標本 
 




ユーラシアと北アメリカの北部に広く分布するオコジョ(Mustela erminea)の日本固有亜種で、本州中部地方以北に分布する。夏毛の背面は濃い褐色、腹面は白色、冬毛は全体が白色で、尾の先端のみ黒色。この黒色部は尾の全体の3分の1ほどで、他の亜種とくらべ短い。オスの方がメスよりも大きく、オスは頭胴長182〜198mm、尾長48〜67mm、メスは頭胴長140〜170mm、尾長54〜61mm。体重はオスの平均が202g、メス161g。本州中部地方では標高1,000m以上にしか生息しないが、北に行くにしたがい低地にも見られる。ネズミなどの小型哺乳類、鳥類、その他の小動物を餌とし、自分より大きいノウサギやライチョウを襲うこともある。志賀高原での調査によれば、出産期は春で、一度に4〜6頭の仔を産む。また、オスの行動圏は約40〜83ha、メスは18〜50ha。同性間で縄張り性があるが、雌雄間では行動圏が重複し、オスの行動圏内に複数のメスの行動圏が含まれる。中部地方では高標高地を生息域とするので、環境改変の影響は大きくないと思われるが、低地にも見られる青森県など北方では、環境改変の影響を受け、分布域縮小、個体数減少が生じていると考えられる。



環境省 レッドデータブック ”ホンドオコジョ”より引用

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