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ツシマヤマネコ
 


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ツシマヤマネコ
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ネコ目 ネコ科
ツシマヤマネコ 学名 Felis bengalensis euptilura
   サイズ 全長 500mm (参考)  
 奈良女子大学 理学部 生物科学科 収蔵 
 




ベンガルヤマネコ(F. bengalensis)の1亜種で、日本では長崎県対馬(696km2)にのみ分布するが、生息情報は北部に偏っている。1988年時点の推定個体数は約100頭、1997年時点では70〜90頭と、減少傾向が続いている。生息地の改変、交通事故、イエネコからの病気感染、餌資源をめぐるイエネコとの競合、イヌによる捕殺などが存続を脅かす要因と考えられている。種の保存法による国内希少野生動植物種に指定され、飼育下繁殖を含む保護増殖事業等が進められている。

体の上面は灰黄褐色で黒褐色の不規則な斑点がある。額にある2本の白色縦線が目立つ。耳介は先が丸く、上面に白色部がある。成体は頭胴長490〜580mm、尾長220〜250mm、耳長36〜46mm、体重3.5〜5.0kg。

ベンガルヤマネコは東アジアから東南アジアに広く分布する。本亜種は、ロシア沿海地方、中国の東北部および東部、朝鮮半島、済州島(現在は絶滅)などアジア東部に分布するとされるが、亜種の分布境界は明確でない。日本では長崎県対馬のみに分布する。


レッドデータブック より引用
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