シダ植物・メシダ科
ホソバシケチシダ 学名 Cornopteris banajaoensis
採取地 鹿児島県
採取年月日 1959年8月18日 サイズ 全長 47cm
千葉県立中央博物館 収蔵標本
常緑性。山地の陰湿な林中に生える。根茎は葉を叢生する。葉柄は長さ20-60cm、緑色。基部は膨らみ、褐色の鱗片をつける。葉身は三角形から三角状卵形、長さ20-60cm、幅15-40cm。3回羽状に深裂する。
鹿児島では屋久島にやや普通に見られたが、シカの食害を受けて激減し、最近の調査では発見されていない。南硫黄島には現存すると考えられるが、現状は不明である。レッドリストには掲載されなかったが、その後に得られた情報にもとづいて判定し、リストに追加した。
環境省 維管束植物レッドデータブック ”ホソバシケチシダ” より引用
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