ヒモスギラン
暖地の山中に生育し樹幹に着生する常緑性シダ。茎は基部で叉状に分岐し、長さは30cmか、それ以上になる。葉は斜上、中部から先は内曲し、小さく、長さは1mm前後、針形か針状披針形。胞子嚢は枝端近くにつき、胞子葉は栄養葉より少し短く、少し幅広い。
もともと希少であったことに加え、着生する照葉樹の伐採のために減少し、現在では発見が困難な状態に至っている。今回の調査では自生が確認できなかった。