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(EN)
イヌワシ
 


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イヌワシ
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タカ目 タカ科
イヌワシ 学名 Aquila chrysaetos japonica
  サイズ 全長 900mm (参考)  




大型の猛禽類で、北海道から九州までの山地帯に分布するが、九州、四国では少ない。急峻地の岩棚や大木に営巣する。ノウサギを主な食物とし、テン、ヤマドリなどの哺乳類や鳥類を採餌する。全国での生息数は500羽以下で、人為攪乱などのため、近年繁殖率の低下が報告されている。


全長オス約81cm、メス約89cm、嘴峰長38〜44mm、翼開長168〜213cm、A蹠長96〜107mm、尾長310〜347mm。オスよりメスの方が大きい。全身がほぼ黒褐色で、後頭部は金色、尾羽はやや灰色を帯び、先端に幅の広い黒帯、中央に2〜3本の不明瞭な黒帯がある。若鳥では尾羽の基部と翼の風切羽の基部が白いが、年齢とともに白色部分は小さくなる。嘴は先が黒く、基部は黄色、脚も黄色で、目は褐色である。


種としては、北半球のユーラシア大陸、北アメリカ大陸の山岳地帯や半乾燥の高原地帯に広く分布する。本亜種は、日本および朝鮮半島に分布する。


険しい山岳地帯に雌雄2羽で生活し、季節による移動はあまりないが、飛翔力が大きいため、平地や海岸に現れることもある。つがいごとに広い行動圏(約20〜60km2)を持ち、その中に営巣・採餌場所を含んでいる。岩棚で営巣するのが普通だが、高木の枝上の例もある。一腹産卵数は1〜2卵で、抱卵日数は44〜47日、育雛期間は70〜94日で、通常1羽だけが育つ。食物はノウサギが多いが、テン、ヤマドリ、キジバト、シマヘビ等も捕らえる。


生息地域の標高は50〜3,000mまでと幅広く、地域によって異なる。生息地域の植生もアカマツ林から高山草原までさまざまな植生が含まれるが、生息密度の高い本州の日本海側ではブナ林など落葉広葉樹の自然林が多い。採餌地として草原や低木の疎林が、営巣地として岩棚や大木のある急峻地が必要である。


環境省レッドデータブック”イヌワシ” より引用


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