関東・東北地方のみに分布する日本固有種。かつては九州産のPseudobagrus aurantiacusと同種と考えられ、P. tokiensisはP.
aurantiacusのシノニムとされていたが、形態、染色体数、酵素多型などに違いがあり、分布も連続していないことからから、本種と九州産の種とは別種であることが指摘されていた。Watanabe
& Maeda(1995)の再記載によって、現在では九州産の種はアリアケギバチ(P.
aurantiacus)とされ、本種は別種であることが確認されている。