魚類 絶滅危惧U類
(VU)
アカザ
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ナマズ目 アカザ科
アカザ 学名 Liobagrus reinii Hilgendorf, 1878
採取地 岐阜県
採取年月日 1904年8月 サイズ 全長 105mm
国立科学博物館動物研究部
脊椎動物研究グループ(魚類) 収蔵
宮城県、秋田県以南の本州、四国、九州に分布する日本固有種。環境庁(現環境省)の1991年版レッドデータブックでは、九州の個体群が「絶滅のおそれのある地域個体群」として位置づけられていた。しかし、近年、四国や中国地方でも河川中流域から姿を消したと言われており、分布域の減少や分断化は分布の南限である九州地方だけではなく、種全体の分布域に及んでいると考えられる。本種は比較的小さく、漁獲対象物とはならないのはもちろんのこと、夜行性で水底を滑るように泳ぐため、漁獲物と混獲されることもほとんどない。特別に調査をしない限り、正確な分布状況を知ることができないため、全国的な分布の現況が把握されていない。
環境省 レッドデータブック”アカザ” より引用
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