4枚の翅にはそれぞれ3個の明瞭な褐色斑がある。未熟個体は明るい茶褐色であるが、成熟するとオスは黒褐色、メスは暗褐色になる。和名はその翅斑と体色に由来する。
本州の代表的生息地である静岡県磐田市桶ヶ谷沼では、1999年からのアメリカザリガニの大発生によって激減した。駆除も進められたが、なかなか効果はあがらず、人工池における増殖活動によってなんとか発生を保っている状態である。また、神戸市の生息地は、阪神大震災による溜池の崩壊で水が干上がり絶滅した。その後、加西市の旧生息地で再発見されたが、水生植物がヌートリアの食害により壊滅的な打撃を受けたために本種も見られなくなった。大分、鹿児島両県では今のところ健在である。