
トンボ目 トンボ科
カラフトイトトンボ 学名 Coenagrion hylas
採取地 北海道
採取年月日 1987年6月27日 サイズ 全長 40mm
滋賀県立琵琶湖博物館 収蔵標本
国内では北海道の一部に生息する。道央と道東、道北地方に分布するが産地は局限され個体数も少ない。さらに生息地の埋め立てや水質悪化によって減少している。
体長38mm内外で、同属の中では最大である。雌雄ともに黒斑が発達しており、オスは胸部、腹部とも濃青色である。メスは、オスと同色型のほか、胸部が緑色の2型がある。終齢幼虫は体長15mm内外、頭幅約3.5mmで、体色は淡褐色から茶褐色、尾鰓は同属中もっとも細長く、気管分枝が発達せず不明瞭。
平地から丘陵地の林で囲まれた池沼や、湿原のゆるやかな流れの川および湧水の池に生息している。
既知生息地22ヶ所のうち、現在18ヶ所で確認されているが、個体数の少ない生息地が多い。
レッドデータブック より引用
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