東南アジアに広く分布する。国内では、1963年に八重山諸島の与那国島から発見された。その後現在まで、与那国島以外からは記録されていない。生息地では、農地や河川の改修工事が繰り返し行われており、そのたびに個体数を激減させており、今後も大規模な改修工事が行われると絶滅の危険がある。
体長35mm内外で腹部が細長い。オスは淡青色で黒条があり、メスは橙褐色で褐色の細条がある。オスは色彩で同属のアカナガイトトンボ(P. pilidorsum
pilidorsum)と簡単に区別できるが、メスは似ている。
与那国島では、比較的近年になって新たな生息地が確認されたが、それでも分布地は数ヶ所に過ぎない。