当初、関東地方の利根川水系と新潟県信濃川下流域の沖積平野だけに生息地が発見されていたが、その後、神奈川県多摩川下流域や宮城県でも分布が確認された。現在までに知られているのは、群馬、栃木、埼玉、東京、神奈川、千葉、茨城、新潟、宮城の9都県である。
すでに既知生息地の79%は失われている。かつて126ヶ所の生息地が知られていた関東地方でも、現存するのは24ヶ所のみである。神奈川県では絶滅し、東京都と栃木県では各1ヶ所と絶滅寸前である。さらに新潟県と宮城県の生息地は地理的に大きく隔離されているうえに、それぞれ4ヶ所と2ヶ所しか残されていない。