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トンボ目 絶滅危惧
(CR+EN)

オオモノサシトンボ 



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オオモノサシトンボ
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トンボ目 トンボ科
オオモノサシトンボ 学名 Copera tokyoensis
 採取地 千葉県 
採取年月日 1984年8月16日  サイズ  全長 47mm    
 滋賀県立琵琶湖博物館 収蔵標本



モノサシトンボ(C. annulata)に似るが、やや大きく黒みが強い。国内では本州の一部(関東地方と新潟県、宮城県)にのみ分布し、生息地は局限される。この分布パターンはオオセスジイトトンボ(Cercion plagiosum)と類似するが、東北地方北部には分布しない。生息地の人為的破壊により、近年著しく減少している。


体長40mm内外で、モノサシトンボより体の黒紋が発達しており、オスの胸部の前肩条は消失しメスではきわめて細い。また未熟個体の肢は赤みが強く、黄色いモノサシトンボとは区別される。


当初、関東地方の利根川水系と新潟県信濃川下流域の沖積平野だけに生息地が発見されていたが、その後、神奈川県多摩川下流域や宮城県でも分布が確認された。現在までに知られているのは、群馬、栃木、埼玉、東京、神奈川、千葉、茨城、新潟、宮城の9都県である。


すでに既知生息地の79%は失われている。かつて126ヶ所の生息地が知られていた関東地方でも、現存するのは24ヶ所のみである。神奈川県では絶滅し、東京都と栃木県では各1ヶ所と絶滅寸前である。さらに新潟県と宮城県の生息地は地理的に大きく隔離されているうえに、それぞれ4ヶ所と2ヶ所しか残されていない。


レッドデータブック より引用



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