1971年に宮城県と茨城県で発見された。河口など汽水域にのみ生息している。日本固有種と考えられていたが、1992年に香港でも発見された。河口堰、橋脚、護岸などの工事により全国的に絶滅の危機に瀕している。
体長約30mmで、オスの胸部は黒色で背面に4個の緑色斑点がある。メスには、未熟では赤褐色であるが、成熟すると暗褐色になる異色型と、オスと同じような色斑の同色型がある。
近年、瀬戸内海沿岸の山口県、岡山県、大分県から新生息地が発見された。全国の生息地の傾向として、人の手が加わらなかった場所か、きわめてゆっくりと改変され生息環境としてのヨシ原が消失しなかったところがほとんどである。現在のところ四国から生息地は見つかっていない。