琵琶湖の固有種で、湖北や湖東の岩礁地帯に生息する。ビワヒガイ(S. variegatus microoculus)に比べてもともと個体数が少ないうえに、外来魚の侵入、沿岸域の開発や河川からの土砂流出などの環境の変化が生息環境を悪化させていると考えられる。近年、ほとんど採集・漁獲されていないので、施設内保存も含めた保護対策を講じることは急務である。