三重県から宮崎県にかけての太平洋、山口県と長崎県の日本海・東シナ海、兵庫県から大分県にかけての瀬戸内海、佐賀県から熊本県にかけての有明海・八代海に面した地域に分布する日本固有種。河口干潟や前浜干潟のシルト状の軟泥底に生息し、テッポウエビ類の生息孔内に見られる。全生息地において、埋め立て、護岸工事、水質汚濁、土砂の流入、底質の有機汚染などにより環境は明らかに悪化している。