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コイ目 コイ科 
セボシタビラ 学名 Acheilognathus tabira subsp., “Seboshi-tabira”
採取地 熊本県
採取年月日 1985年3月  サイズ 全長 49mm   
  国立科学博物館動物研究部
脊椎動物研究グループ(魚類) 収蔵



未記載ではあるがAcheilognathus tabiraの1亜種で、九州の中・北部に分布する固有亜種。ヤリタナゴ(Tanakia lanceolata)に似た体型で全長60〜90mmになる。琵琶湖には別亜種のシロヒレタビラ(A. t. tabira)、山陰にはアカヒレタビラ(A. t. subsp.)を産する。本亜種の幼魚と若魚およびメスの成魚は、背鰭に楕円形の黒斑を持つので、これらと区別できる。産卵期は2月下旬〜8月で、マツカサガイやカタハガイの鰓に卵を産みつける。元来、カゼトゲタナゴ(Rhodeus atremius atremius)に比べて分布域は狭く、生息個体数も少ない。佐賀県下ではほとんどその姿を見ない。福岡、熊本県でも生息が厳しくなりつつある。





環境省 レッドデータブック”セボシタビラ” より引用


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