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魚類 絶滅危惧(CR)  ハヤセボウズハゼ
 


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スズキ目 ハゼ科
ハヤセボウズハゼ 学名 Stiphodon imperiorientis Watson et Chen, 1998
採取地 沖縄県
採取年月日  1986年9月 サイズ 全長 60mm   
  国立科学博物館動物研究部
脊椎動物研究グループ(魚類) 収蔵



西表島と沖縄島のみに分布する日本固有種。従来より日本固有渓流性ハゼ類のうちでもっとも個体数が少ない種類の一つ。道路整備、水量の減少による河床浄化機能の低下、土砂流出による水質汚濁等の人為的営為による生息環境悪化のため個体数が減少している。業者やマニアの動向に厳重な注意が必要である。


体長は雌雄ともに約5cm。吻が丸く口はその下面に開く。眼は大きく、頭部側面に位置する。胸鰭上に小黒色斑点が散在する。オスは頭が輝青緑色で緑がかった黄金色の体に数条の暗色横帯がある。第1背鰭は鎌状に伸長しない。尾鰭に数条の黒色点列がある。メスの体は透明感のある淡褐色で、2本の黒色縦線があり、1本は吻から体側中央を通り尾鰭基底に向かい、もう1本は眼後方から背面に沿って尾柄上縁に達する。ナンヨウボウズハゼ(S. percnopterygionus)のメスも同様の色斑を持ち、水中で両者を識別することはきわめて困難である。

環境省 レッドデータブック”ハヤセボウズハゼ” より引用
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