日本では奄美大島、西表島、石垣島のみで確認されている。下顎先端部に1対の短いヒゲがある。自然性の高い河川の下流域の砂底に生息する。農地造成、河川開発、河川流量減少による河床形態の変化、土砂流出による水質の汚濁等により生息環境が悪化し、個体数が減少している。
体長5〜7cmで体は円筒状、吻はやや尖る。下顎先端付近に短い1対のヒゲがある点で他種との区別は容易。全体に淡褐色で腹部は白く、体側に5個の暗色斑が並ぶ。第2背鰭と尾鰭に点列状の斑紋がある。オスの婚姻色は黒みがかる。
環境省 レッドデータブック”アゴヒゲハゼ” より引用