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魚類 絶滅危惧(CR)  スイゲンゼニタナゴ
 


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コイ目 コイ科
スイゲンゼニタナゴ 学名 Rhodeus atremius suigensis (Mori, 1935)
採取地 岡山県
採取年月日  サイズ 全長 45mm   
  国立科学博物館動物研究部
脊椎動物研究グループ(魚類) 収蔵





日本では岡山平野のみに分布する。平野部の護岸されていない砂礫底の細流ないしは農業用水路に生息する。近年の河川改修と水質悪化により生息場所は著しく縮小し、個体数も激減した。また、希少価値の上昇から観賞用の違法捕獲も本亜種の激減に拍車をかけており、本亜種はいずれの生息地においても絶滅寸前の状況にある。本亜種の保護のためには、生息環境の保全ならびに採集の禁止が必須である。


全長約5cmで日本産タナゴ類の中ではもっとも小型であり、口髭はない。約1年で成熟し、寿命は約2年。側線は不完全で側線有孔鱗数は4〜5。背鰭分岐軟条数と臀鰭分岐軟条数はともに10〜12。鰓蓋後方に暗青色の斑紋が見られ、体側上には暗青緑色の縦帯が存在する。未成魚では、背鰭前縁に明瞭な黒斑が認められるが、オスでは成熟にともない消失する。成熟したオスでは、背鰭と臀鰭の外縁部、眼上部、上唇部が朱色となり、腹部の外縁部は黒色となる。メスでは婚姻色の代わりに短い産卵管が発達する。別亜種であるカゼトゲタナゴ(R. a. atremius)は、本亜種に比べ体高がやや低いことと体側中央部の縦帯がやや細長い点で異なる。

環境省 レッドデータブック ”スイゲンゼニタナゴ”より引用
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