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タカ目 ハヤブサ科
ハヤブサ 学名 Falco peregrinus japonensis Gmelin, 1788
  サイズ 全長 500mm(参考) ♂   
神奈川県立生命の星・地球博物館 収蔵標本




中型の猛禽類で、全国の崖に営巣し、開けた場所で中・小型鳥類を捕食する。生物濃縮を起こしやすく、農薬の影響で減少した可能性があり、1990年代以降は復活の兆しがある。営巣場所の崖と障害物のない開けた採餌場所の確保、また汚染物質の管理を含めて、獲物となる中・小型鳥類の保全に留意すれば、個体群を安定させることが可能であろう。


全長オス38〜44cm、メス46〜51cm、翼長オス32〜33cm、メス36〜37cmで、メスの方がかなり大きい。成鳥は雌雄とも上面が青灰色で、下面は白地に黒い横斑がある。幼鳥は上面が褐色、下面は薄茶の地に太い縦斑がある。目の下の頬に黒い「ハヤブサヒゲ」があり、目の周りの露出部、嘴の元の蝋膜、脚が黄色い。飛行中は翼の先端が尖って見え、オオタカ(Accipiter gentilis fujiyamae)との識別点になる。

中・小型の鳥類を高速で飛行して捕食することができる開けた障害物のない場所(湿地、草原、裸地など)と、営巣するための崖が必要である。渡り鳥の中継地や海鳥などの集団繁殖地、また、中・小型鳥類の個体数が多い森林の林縁付近の崖で繁殖し、海辺、河川沿い、湖沼、干潟などの開けた中・小型鳥類が多い場所で越冬する。1990年代になって目撃記録が増加し、金沢、岡山など都市部(市街地)でも繁殖が試みられている。1996年以降、東京周辺では7ヶ所の越冬地が確認されている。



環境省レッドデータブック”ハヤブサ” より引用
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