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 特別版 土壌&植物

鳥類 準絶滅危惧(NT)

チュウサギ

 

採取地別標本

鳥類

準絶滅危惧

(NT)

チュウサギ

全長は約56~72cm。雌雄同色。全身白色で、繁殖期には胸と肩羽に飾り羽が生じる。嘴はやや短めで、繁殖期には黒色で目先は鮮黄色。非繁殖期の嘴は黄色。脚は長く黒色。

 

種チュウサギ(Egretta intermedia)はアジア、アフリカ、オーストラリアに分布し、北部の個体は冬期南へ渡る。3亜種に分けられ、日本で繁殖する本亜種が基亜種である。日本で繁殖する個体の多くは、フィリピンへ渡って越冬する。かつてはシラサギ類コロニーの中で優占種であったが、1970年代以降は全国的に減少している。1991~92年の全国調査では、秋田県以南の25の都道府県で延べ109ヶ所のコロニーで確認され、総数は2,569羽であった。サギ類全体で本亜種の占める割合は、9.9%であった。食物は昆虫類が多く、次いで魚類との報告がある。農薬汚染などによって餌動物が減ったこと、宅地開発などによって繁殖できる林が伐採されることが、個体数の減少に影響していると考えられる。

 

 

 

環境省 レッドデータブック ”チュウサギ” より引

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