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 特別版 土壌&植物

鳥類 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

アカヒゲ

 

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鳥類

絶滅危惧Ⅱ類(VU)

アカヒゲ

種アカヒゲ(Erithacus komadori)は、主に男女群島と屋久島から南のトカラ列島と琉球列島のみの森林に生息している。声も姿も美しいツグミの仲間である。3亜種あり、琉球列島北部の奄美大島などに分布する本亜種(基亜種アカヒゲ[E. k. komadori])、沖縄島に分布するホントウアカヒゲ(E. k. namiyei)、琉球列島南部の石垣島などに分布するウスアカヒゲ(E. k. subrufa)が記載されている。

 

本亜種は、数万羽の個体数がいるものと思われているが、森林の伐採、イタチの移入などによる減少が懸念されている。

 

全長14cm、嘴峰長12~15.5mm、翼長オス72.5~79mm、メス71.5~76mm、A蹠長26~28mm、尾長オス45.5~52mm、メス42~48mm。コマドリ(E. akahige akahige)とほぼ同じ大きさ。姿形はコマドリに似ているが、オスは顔の半分から胸にかけて黒く、背中のオレンジ色も鮮やかでコントラストがはっきりしている。メスは、オスの顔から胸の黒い部分が白色に見える。本亜種は、測定値では全体にやや大きいが、オーバーラップもしている。模様では、嘴から額にかけて黒い部分が幅5mmほどあることが他亜種との区別のポイントとされている。

 

鹿児島県種子島、屋久島、奄美大島、徳之島などに分布している。近年、男女群島における生息が確認された。さらに最近、トカラ列島の中之島での生息密度が高いことが注目され、調査や保護活動が行われている。なお、奄美大島のものは留鳥とされ、男女群島とトカラ列島で繁殖する個体群は夏鳥で、4月頃渡来し冬は姿を見ることはないが、越冬地は特定されていない。

 

レッドデータブック より引用

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