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 特別版 土壌&植物

鳥類 準絶滅危惧(NT)

オオタカ

 

 

採取地別標本

鳥類

準絶滅危惧

(NT)

オオタカ

 

カラス大の猛禽類で、森林内や森林に隣接した草地や農地で、主にハト類など鳥類を採餌する。剥製とするための違法捕獲が多く行われ、現在も継続していると考えられる。低山帯を主な生息地としているため、営巣地に開発計画がたてられることが多い。

 

全長オス約50cm、メス約56cm、嘴峰長19~25mm、翼開長105~130cm、A蹠長64~83mm、尾長200~274mm。頭から背、翼の上面、尾羽の上面は灰黒色、尾羽には黒色の横帯が3~4本ある。喉から胸、腹は白色で、灰黒色の横斑が全体に密にあり、軸斑は細く黒い。嘴は黒く、脚は黄色、目は鮮黄色、白い眉斑がある。若鳥は全身が淡褐色で、翼の上面には黒褐色、下面には黒褐色の縦斑がある。

 

 

繁殖期には山地の林にすみ、秋冬期には平地から山地の林にいて、農耕地や市街地にもときどき出現する。繁殖は年1回で、巣は3月に針葉樹とくにアカマツの太枝のつけ根などに、縦60~70cm、厚さ55cm程に小枝を組んで作る。一腹産卵数は3~4卵で、卵は淡青色または淡青灰色で無斑。抱卵日数は35~38日で、主にメスが抱卵する。巣立ちまでの日数は約70日である。餌は鳥類が約90%で、哺乳類が約10%である。鳥ではキジ類から小鳥まで、哺乳類ではノウサギ、リスなどを捕食する。

 

環境省 レッドデータブック”オオタカ” より引用

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